- Date
- 2014.11.03 Mon
- Cate
- 生い立ち・過去のこと
「働きたくない」と思ったことは一度もない
さすがに一昨日ちょっと動きすぎたようで昨日のお昼過ぎまでグデっとしていましたが
そのおかげか睡眠の質は少しずつ向上してきて中途覚醒はありませんでした。
薬を飲んでいるときよりも熟睡感は少ないですが、寝る前の薬がないのによく眠れている方です。
今はラミクタールしか飲んでいないのに躁転もせず、今より重いうつにもならず頑張ってくれています。
次の診察まであと少し。
このまま野放しにしていればそれほど遠くない時期に躁転するのは過去の経歴からわかっているので
主治医に現状を伝えれば何かしらの向精神薬は出るでしょうが気分安定薬だけでも何とかなるものですね。
やはり一昨日の反動のためか最低限の家事くらいしかできない日となりましたが
昨日から生理が始まったせいか鬱々とした気分が少しだけ晴れたような気がしました。
ネットで面白い画像を見付けてツボにハマり、笑ってみたりもできました。
(せっかくなので面白い画像は追記に載せておきますね)
うつのときだと喜怒哀楽の特に「喜」と「楽」の感情を上手く表出できると安心します。
ほんの少しずつだけれども浮上してきているのかな。そんな気持ちになれるのです。
楽しい気分になれた後は急にドッと疲れて眠くなってきて布団へ。
すると生理の関係もあってかかなり熟睡していたようです。あれほど強い眠気を感じたのは久々でした。
毎日あんな眠気を感じられたら幸せなのになぁ。
それと妙にポジティブな一日でもありました。
まだ思考の基盤はうつですが、この時期にはあまり見られない「将来のこと」を考えていました。
「将来のこと」と言っても「将来の不安」じゃなくて「将来の小さな希望」でしょうか。
少しだけ弱っていた心が潤いました。よくわからないですが後半は泣いてたんですけれどね。
私は今まで「今日は調子が悪いから仕事に行きたくないなぁ」とか
「この会社、従業員を奴隷扱いにして絶対辞めてやる」とかは思ったことはありましたが
根本的に「働きたくない」とか「ニートになりたい」とか思ったことが不思議と一度もありません。
今のようなうつの時期でさえもそうは思いません。「働くことに自信がない」とは思いますけれどね。
今は主治医に働くことを止められているので一見就労に関しては未来がないようにも思えますが、
将来的にずっと働き続けられるか希望の薄い一般就労ではなくて
障害者として働ける作業所や就労支援事業所ならそれよりもさらに自分に近い距離にありますしね。
今後の自分の病状と努力次第ではそこで働くことも完全不可能ではないのです。
過去の記事で生育歴や過去の話はつらつらと書いてきたのでご存知の方もいるかもしれませんが
私は所謂社畜、仕事中毒者でした。過去記事に詳しく書いています。
アルコール依存症やギャンブル依存症の仕事バージョンですね。
手に職がないことがただただ恐怖で仕事以外の休日の楽しみもほとんどなく。
如何なる理由でも遅刻・早退・欠勤はしたことがないです。代わりに遅刻者や欠勤者の穴埋めはよくやってました。
なのでピーク時は1週間休みなしで1日12時間(プラス日によってはサービス残業)、
ほとんど休憩なしで働いたことも。家に帰ったらさっとご飯を食べて寝るだけの生活だったなぁ。
どんな事情でも会社や職場の人たちに迷惑をかけないことが当たり前という感覚だったんですよね。
今考えると恐ろしいくらい気持ち悪い考え方なのですが。

仕事の何が良いかって労働の対価としてお金がもらえるからでした。
申し訳ないのだけれども私の価値観ではお金が家族よりも第一なんです。多分これは一生変わらないかな。
その大切なお金をもらえる仕事は私の人生にはなくてはならないもの。
そういう経緯で「働きたくない」とは思ったことがないのです。
こんな調子だったので、主治医から「今すぐ仕事を辞めなさい」と言われ続けても反発し続けていました。
そのうち私の頑固さに呆れ返った主治医は「無理しないようにね」とだけ言うようになりましたが
生き甲斐や人生の楽しみを仕事にしてしまった私は気付かぬうちに相当な無理をしていました。
それでも仕事をしていないと生きている意味や自分の存在価値を見い出せなかった。
仕事をしていると自分のことや余計なことを考えなくて済んだ。
こうやって自分を追い込んでしまったのも何度も悪化と再発を繰り返した原因の一つでもあります。
手の施しようのないほど心身を壊してしまい、療養生活を強いられるようになってからは苦痛でした。
身体が、心が疲弊しきっているはずなのに「仕事がしたい」のです。
何度も仕事の面接に行っては採用され、働けるようになっても身体がついていかずに退社の繰り返し。
仕事を辞めてからというものの時間が有り余って自分のことを考える時間が増えてしまった。
時間を忘れて何かに夢中になれた頃に戻りたいってよく思いました。
心身を休めるはずの療養生活なのに療養生活になって2年間は苦痛で仕方なかったです。
「療養生活って何をすれば良いの?」「お金がないのにどうやって生活すれば良いの?」とそれが口癖でした。
今となってはそんな雁字搦めになった思考は穏やかになりました。
そうやって自分を変えていったのは容易なことではなかったんですけれどね。
今はいろんな情報を得て、知識をつけて、一般就労でなくても働く方法があるとわかっているので
背伸びをしない今の自分のレベルに合った場所に時期を見て挑戦することが目標です。
主治医からデイケアに行っても良いよと許可が下りたことがきっかけで
一時は二度と働けないのだと絶望してどうしようもなかったのですが、また小さな希望が見えました。
絶対最初は週1~2回程度のショートケアからでしかスタートできないだろうけど、
ゆくゆくは出席日数も時間も増やせて時間はかかっても何かしらの形であの頃のように働きたい。
後4ヶ月も経たないうちに仕事を辞めて3年になりますが、まだ私の仕事熱は冷めていません。
「やればできる」ということは今までの仕事を通じて学びました。だからいつかまたやればできるはず。

忘れそうになりましたが、記事の前半で書いた面白い画像です。
これだとあまり面白くないのですが、躁うつ病と言えばリーマスなのでこちらを代表でアップしました。
実はこれ、昔の向精神薬の医療機関向けパンフレットだそうです。
たまたまネット検索で出てきた画像が怖いのに笑えてきてしまったのでついつい見入ってしまいました。
そのちょっと笑えるけど恐怖な向精神薬のパンフレットはあまりにも怖いのでここにアップしづらいなと。
そういうのが苦手な方もいらっしゃると思うので興味のある方は検索してみて下さいね。
私のTwitterにもいくつかアップしました。



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