- Date
- 2014.11.15 Sat
- Cate
- 対・健常者
羨望と切望と絶望と
いよいよ明日、旧友Tの結婚式二次会の日がやってきました。
今年の7月に彼女と7年ぶりに再開してから4ヶ月の間、
この結婚式二次会について毎日悩み続けていました。かなりのストレスだったと思います。
悩みすぎて吐きそうになったり本当に禿げそうでした。実際かなり抜け毛がすごかったので。
それは「行くのが嫌」という理由ではなくて「行きたいのに行けるか不安」だったのです。
こういった病を抱える以上体調の波は激しく、
1週間後、1ヶ月後、ましてや4ヶ月後の自分がどうなっているかわからないんだよな。全く予想できません。
結局当日は気分はそれなり、身体はうつのまま参加することになりそうです。
とりあえず心身ともにうつじゃなくて良かった。不眠も少しマシになったし何とかなる。きっと。
旧友Tのことは過去記事にいろいろと書いています。
簡単に言ってしまえば旧友Tは私が退学した看護学校の同級生。
1年次に彼女は留年し、2年次に今度は私が留年することになったので彼女とは長い付き合いでした。
◆ プライドも劣等感も気にしていたのは私だけだった
◆ 人付き合いとは面倒なもの
◆ 縁の切れ目
◆ 断る権利すらない
先週、結婚式二次会当日に迷子にならないように会場までの道のりの確認と会場の下見に行きました。
旧友Tからの結婚式二次会のお知らせでは「○○ホテル」と書かれていたのでかなりヒヤヒヤしていました。
私の想像しているようなホテルなら私が用意した衣装で本当に大丈夫だろうか、と。
テーブルマナーもこの年なのに全くわかりません。
スプーンはよく使うけどフォークはそんなに使わないし、ましてやナイフなんぞ家にはございません。
ナイフとフォークを左右どちらで持てば良いのかも曖昧。置き方も自信がない。
使い慣れていないから食器をガチャガチャしてしまったり落としてしまいそうな不安満載。
なので今日中にネットで調べておきたいと思います。ああ、最後まで悩みは尽きませんな。
ホテル自体は私の予想していたものではなく、モダンな感じのホテルでした。
ホテルのショーウインドウにはウェディングドレスが。純白のドレスが輝いて見えました。
それと同時に旧友Tの指先が真っ先に頭に浮かびました。
立て爪の大きなダイヤモンドの付いた婚約指輪とエタニティの結婚指輪の重ね付けをしている彼女。
とてもキラキラしていてまるでその人の人生を映し出しているような気持ちになりました。
彼女が一瞬遠い存在に見えました。
目に見えない幸せなんてたくさんあるのに目に見えるものだけで判断しようとする私は愚かだよな。
ふっと我に返り、ぼんやりとした目でウェディングドレスを眺めては「良いなぁ」と心の中で呟きながら
ショーウインドウの前でしばし立ち尽くしていました。私もいつか着られると良いのですが見通しはつかず。
とにかく今の何もできない状態から脱することができないと進展はないでしょうね。
せめて来年の春までには何とかしたいです。そうやってずっと先送りになってしまうのがとても悔しい。
結婚式を挙げるわけじゃなくさっと写真を撮るだけなのにそれすら今の状態では難しいのです。
何にせよ結婚式二次会は楽しみです。かつての同級生にも久しく会えるかもしれないですしね。
社会的に孤立した生活が長かったのできっと上手く振る舞えないでしょうけれどもそれでも楽しみなのです。
それだけ私は同級生たちのことが大好きでした。大好きな人たちに会えることは単純に嬉しいから。
でもそんな中で彼女たちと一緒に卒業できなかったことの劣等感や
羨望の眼差しで彼女たちが公私ともにきっと充実した生活を送っているであろうことを考えると
一人取り残されたような思いに駆られ、自分がちっぽけに感じてしまう。
今は昔と違ってそんな引け目があるから今の彼女たちを見て素直に受け入れられるかわからないけれど、
私の脳内時計では未だ21歳のままで止まっている部分があり、それが友人関係の時間だったりします。
そこからぷっつり切れてしまった彼女たちの空白の7年8ヶ月間の時間を知ってみたい。
怖いもの見たさもあるかもしれない。知ってしまったことでかえって傷付くかもしれない。
実際知らない方が幸せなこともたくさんあるけれど、
今のままだと大好きな彼女たちの記憶から私の存在が忘れられてしまうのではないか、
そんな不安が的中してしまった方が胸にグサリと何かが突き刺さった衝撃を受けると思うのです。
彼女たちと過ごした3年間は何だったのだろう。一人で友達ごっこをしてたのかなって。


なので勇気を振り絞って会いに行きます。
昔と同じように曇りのない純粋な気持ちで笑い合えると良いな。そんな期待を胸に秘めて。



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