- Date
- 2015.05.17 Sun
- Cate
- 希死念慮・自殺企図
理想の○に方
インパクトがあるタイトルなので伏字にしてみましたがそれでもインパクトがありますね。
2ヶ月ほど前から書いてみたいと思っていたテーマです。
文章はほぼ仕上がっていたのに保存データが飛んでしまったため、書き直す気が失せてしまいそのまま放置していました。
時間が経過しすぎてどんな内容を書いていたのか忘れてしまいましたが、私なりの死生観について語っています。
毎日のように死について考える日々を送る私ですが、希死念慮は昔より軽くなったと思います。
軽くなったとはいえ死について考えることが癖になっているのでしょう。
死後の世界のこと、臨死体験した人の体験談、葬儀屋の裏話、遺言書の書き方など、
スピリチュアルなものから現実味を帯びた死にまつわるお金のことまで多岐にわたり調べるようになりました。
しかし根底にある希死念慮がそうさせているのではなく、
この病と共存する生活を過ごしているうちに、生よりも死について興味深く感じるようになったのだと思います。
その弊害なのかもしれませんが、現在深刻な悩みを抱えています。
希死念慮や自殺念慮がなくても口が勝手に動いてしまうのです。
いつからか「死にたい死にたい死にたい」と時と場所を選ばずボソボソと独り言をつぶやくようになってしまい、
外出中もその癖が出てしまうことがあって周囲の人に聞かれたのではないかと感じることがあり、ヒヤリとすることもしばしば。
しかし口に出すようになってから希死念慮を感じることが少なくなったと思うのです。
この独り言が実際の行動に移すことを防ぐ良い効果を示してくれているのかもしれませんが、端から見れば異常者ですよね。
死は人生の中でたった一度きりの未知の体験。この世に生を受けた者はいつか死ぬ。
誰だって一度くらいは自分の死について考える機会があると思っています。
苦痛を伴う死に方は嫌だ、家族や愛する人に看取られたい、眠るように生涯を終えたい。
こんなふうに自分の理想の死に方を考えることは決して悪いことではないと思っています。
私の勝手な妄想ですが、老衰で亡くなりたいと考える方は割と多いと思っています。
それは老衰が眠るように意識が遠退き、楽に死ねる死に方だというイメージが定着しているからなのかもしれません。
そう言えば以前厚生労働省のホームページを見たときに、
年齢階級別死亡順位のトップ5に老衰が入るのは85歳以上だったように記憶しています。
当たり前ですが長生きしないと老衰で亡くなることはない。成人後は病死で亡くなる人が圧倒的に多いです。
どんな病気であれ苦痛を伴うはず。こんなふうに考えていると楽な死に方はほとんどないのだろうなぁと考えてしまいます。
私だって苦しみにもがきながら息絶えるのは避けたいですし、安楽に死ねる方法があるのならそちらを選びます。
私の理想の死に方は人様に迷惑をかけない死に方です。
自殺は迷惑度が高い死に方の一つだと思う私は完遂させる気満々の計画を練り倒した自殺企図の経験はないです。
万が一死に損なったときの周りの迷惑のこと(主に経済面)を考えると容易く自殺に踏み切ることはできない。
生きているだけでお金がかかるのに、死んでもお金がかかるのはどうしても納得できないのです。
自殺の件に限らず、葬儀についても何かとお金がかかりますし、お墓なんて作ってしまえば維持費もかかる。
調べたら葬儀費用の全国平均額は約200万円だそう。
自分が亡くなったときに葬儀を必要と感じない人が増えているそうですが、
ここまでお金がかかるのなら葬儀なんて要らないと言いたくもなります。
私にもしものことがあれば遺体はそのまま海の底に沈めて魚の餌に…と言いたいところですがどう考えても無理なので、
葬儀はせず、火葬だけで済ませてほしいなと心の中で決めています。
通夜と葬儀がないものを直葬と呼び、密葬や家族葬とは別のものだそうです。
価格を調べていると10~20万円。一番コンパクトに収めるならこれしかないのかもしれません。
私の葬儀は絶対に執り行わないこと。
直葬でお願いしたいという旨を文書として遺しておこうと思い立ち、自筆で遺言書を作成しようとしたことがありました。
でも自筆だと頼りないので専門家に依頼しようかなと迷ったこともあります。
しかし遺言書は財産の分与や処分については公的効力を持ちますが、
葬儀の有無やその方法のことまでは法的効力を持たないそう。
それなら人に依頼して遺言書を作成するほどでもないかと思い諦めました。そこそこの費用もかかるようですし。
ならばエンディングノートはどうだろう。
書き進めていくうちに気持ちが整理されて楽になったという話を聞くので現在検討しているところです。
この年でエンディングノートを手にするのもアレなのかもしれませんが、
エンディングノートに私の思いを書き留めて気持ちが落ち着くのなら、一つ持っていても良いのかなと思ったりもします。
極端な話、明日事故で死んでしまうかもしれないですしね。
そうなれば言いたいことが何一つ残せないまま旅立たねばならない。
明日やって来るかもしれないもしものことを生前に考え、向き合う時間があっても良いと思っています。
誰かの役に立てる死に方…と表現すると少し語弊がありますが、ドナーになることも私の理想とする死に方の一つです。
臓器提供意思表示カードは10代の頃から携帯し始めるようになり、
結婚して姓が変わった去年に書き直し、保険証を収納しているマルチケースに入れて管理しています。
もしものとき、臓器機能が完全に停止する前にそれを必要とする人の元へ届けたい。
生きたいと願い続ける人のパーツになれたらこの上ない。
これは死にたいと願い続けた人間の罪滅ぼしなのかもしれません。
臓器移植については人それぞれ賛否両論ですが、私はこんな考えでいます。
何の前触れもなく、きっかけもなく、希死念慮が湧いてくることはこれからもきっとあるでしょう。
そのたびに自殺の方法や場所を考え始めるけれど、本当は自殺で死にたいのではないのです。
理由もなく死にたいと思う病。そう解釈してもらえると救われた気持ちになります。



自殺を理想の死に方と捉えることなく人生を全うできること。
もしかするとこれが私にとって最も理想とする死に方なのかもしれないなぁ。
猛烈に死にたくなるときはたびたび訪れるけれど、
如何なる理由でも自殺を肯定してはならないと思える辺り、今の私の精神状態はまだまともな方です。
今のこの気持ちを見失うことなく、もしもの日を迎えるまで生き延びられたら良いな。



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